校長挨拶

平成29年4月
秋田県立六郷高等学校長  加納 勇

 六郷高校のホームページへおいでいただきありがとうございます。本校は、昭和23年8月5日に秋田県立大曲農業高等学校定時制課程六郷分校として開校し、昭和25年4月1日に六郷高等学校となり、今年で69年目、来年(平成30年)創立70周年の節目の年を迎えます。今年度からは、コミュニティ・スクール(学校運営協議会を設置する学校)促進事業の対象校として、家庭や地域との連携を深めながら、特色ある教育活動を推進していきます。

跏っこ【校訓】 本校には「笹竹の精神」という「校訓」があり、次の五つの精神を受け継いできました。

  • 笹竹の緑の若葉の如く清く健やかにありたい
  • 竹を割ったように端正で決断力のある態度が望ましい
  • 笹竹のよく風雪に耐えるあの強靭さを身につけたい
  • 笹竹のみえぬ地下茎の如き不断の活力を己がものにしたい
  • 笹竹の群生する如く地を結び支える力となりたい

生徒はこの校訓のもと、勉学、学校行事、部活動等おける目標達成を目指し、充実した高校生活を送っています。

【福祉科】 本校では社会の変化と県民や地域のニーズに対応するため、平成15年度に普通科に加えて福祉科を設置しました。福祉科を有する県内唯一の高校として、「優しさという力」を持った生徒を育てることを学校教育目標にしています。平成28年度卒の福祉科第12期生は、介護福祉士国家試験において、全国平均の合格率が72%の中、合格率100%を達成(平成26年度以来二度目)することができました。また、昨年度は「東北高校生介護技術コンテスト」で最優秀賞を受賞し、石川県金沢市で開催された全国大会への初出場を果たしました。

【学科とコース】 入学時は「普通・福祉科」として「くくり募集」を実施します。(「くくり募集」については「普通科」の項目をクリックしてください。)1年生は3クラスで全員「普通・福祉科」に在籍します。2・3年生は普通科2クラス、福祉科1クラスの編成となっています。普通科はビジネスコースと教養コースに分かれ、生徒一人一人の進路志望実現に向けたカリキュラムを設けています。生徒の学習活動や言語活動を工夫し、基本事項の学び直しによる基礎学力の定着に取り組んでいます。また、ボランティア活動やインターンシップ等の体験活動、各種資格取得にも力を入れています。平成28年度(平成29年3月卒業)の進学者数は約30%、就職者数は70%でした。就職は地元志向が強く、就職希望者の約4分の3が県内の企業や福祉施設に就職しています。

【部活動と行事】 本校では部活動への入部を奨励しており、9つの運動部と6つの文化部が日々活動を行っています。特に自転車競技部は、毎年全国大会に出場し、これまでインターハイや国体で個人種目や団体で全国優勝に輝くなど、数々の栄光を築いてきました。また、吹奏楽部はマーチング部門で、少人数ながらも素晴らしい演奏と演技を披露し、初の東北大会出場を果たしました。他に、野球部、バドミントン部、美術部、書道部、写真部なども活動が盛んで、今後一層の活躍が期待されています。
 学校行事では、運動会やクラスマッチ、笹竹祭、修学旅行のほか、農業体験や福祉科宣誓式など他の学校にはみられない行事もあります。ボランティア活動にも力を入れており、地域行事への参加、福祉施設での活動や除雪ボランティアも行っています。

【中学生へのメッセージ】 「笹竹の精神」「優しさという力」をモットーに、「地域と共に歩む学校」、「生徒一人一人を大切に育む学校」を目指して、様々な教育活動に取り組んでいます。在校生は、自分自身の将来に向けての学習や資格取得に力を入れ、さらに、部活動でも、自己の心身の成長のために一生懸命取り組んでいます。皆さんの入学を、心からお待ちしています。